診療内容について

診察内容

耳鼻咽喉科で取り扱う頭頸部領域の器官は、耳(外耳、中耳、内耳)、鼻腔、副鼻腔、咽頭(上咽頭、中咽頭、下咽頭)、喉頭、甲状腺、副甲状腺、舌、口腔底、扁桃、唾液腺(耳下腺、顎下腺、小唾液腺)、副咽頭頸部のリンパ節など、多岐にわたります。また、耳は音声や音楽を聴く聴覚、鼻はにおいを感じる嗅覚、舌は食事の味を感じる味覚を司る器官であり、顔面や頸部の知覚に関係する三叉神経、副鼻腔の疾患では、目への影響もあり、五感が集中した領域です。そして、咽頭や喉頭、甲状腺の疾患では、発声や嚥下することに影響する疾患や、唾液腺腫瘍では、顔を動かす顔面神経にも影響することがあります。

これらの機能は、人間らしく豊かに生きていくためには、不可欠であり非常に大事です。頭頸部腫瘍として取り扱う疾患には、上記に示したそれぞれの器官の、良性腫瘍、悪性腫瘍(癌を含む)があります。悪性腫瘍では、耳介癌、外耳道癌、中耳癌、鼻腔癌、副鼻腔癌、上顎癌、上咽頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、舌癌、口腔底癌、扁桃癌、耳下腺癌、顎下腺癌、小唾液腺癌、副咽頭癌、(転移性)頸部リンパ節癌などです。

診療においては、それぞれの腫瘍の、視診、触診、内視鏡検査、CT、MRI、エコー(超音波検査)、アイソトープ検査、採血検査などで、極力非侵襲的に疾患の性質を調べ、必要に応じて腫瘍の組織を一部採取して診断をつけます。治療に関しては、腫瘍の部位、大きさ、良悪性など腫瘍の性質、患者様の健康状態や治療中の疾患の有無など総合的に判断し、よりよい治療法を検討し提案します。

良性腫瘍、悪性腫瘍(癌を含む)ともに、手術の際には、根治性を保ちながら、機能温存、審美性の維持に努めます。悪性腫瘍(癌を含む)では、手術だけではなく、放射線療法、抗癌剤による化学療法を必要に応じて組み合わせ、選択して、治療していきます。
治療後は、視診、触診、内視鏡検査、CT、MRI、エコー(超音波検査)、アイソトープ検査、採血検査などで、定期的に経過観察を行い、再発など変化があった際には速やかに対応することを心がけています。