診療内容について

診察内容

鼻腔とその周囲にある副鼻腔(上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)に病変があると、鼻閉(鼻づまり)、鼻汁、鼻漏、後鼻漏、頭重感、頭痛、頬部痛、眼周囲痛、眼の奥の疼痛、嗅覚障害、視力視野障害、集中力低下、口呼吸による口臭、精神的な憂鬱など様々な障害が起こります。鼻腔、副鼻腔病変を適切に治療することで、これらが改善し、QOL(生活の質)が向上します。
当科では鼻腔、副鼻腔における疾患に対し、投薬治療から手術治療まで様々な治療を行っております。投薬治療としては点鼻薬や、吸入薬による局所療法、内服治療や漢方治療を組み合わせて行っております。投薬治療で症状の改善が得られない場合は、内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)、鼻中隔矯正術、下鼻甲介切除術、粘膜下下鼻甲介骨切除術、後鼻神経切断術(PNN)、涙嚢鼻腔吻合術(DCR)などのさまざまな手術加療を行っております。

診療内容(鼻涙管手術)

涙は常に分泌されて、目を潤していますが、通常は涙目になることはありません。これは鼻涙管という排水管があり、鼻腔内へ排出されているからです。何らかの原因でこの鼻涙管が閉塞してしまうと、流涙、眼脂、涙嚢炎といった様々な症状を引き起こし、著しくQOL(生活の質)が低下します。この疾患を鼻涙管閉鎖症といいます。

当科ではこの疾患に対し、当院眼科と協力して涙嚢鼻腔吻合術(DCR)という手術加療を行っております。耳鼻咽喉科と眼科が協力して共同で手術を行っているため、お互いの得意分野を活かし、より高度で安全な治療を提供しております。当科は鼻内視鏡で鼻側より手術を行い、眼科は眼側より涙道内視鏡で手術を行います。この術式では顔に傷がつかない点が最大の特徴です。鼻と眼と両方の専門医による治療のため、術後のケアも万全です。